講習会は復習が肝!今日は昨日の復習を!!
こんばんは。
↑最近PV数が急増中!皆さん認定理学療法士試験までいっしょに頑張りましょう!!(みんながみんな試験に受けるわけではないと思いますが)
最近試験が近づいてきたのと、21日に当会における異動が発表されることといろいろと緊張感が高まっている時期です。
とりあえず、試験勉強に集中して0.1%でも合格に近づけるように頑張りたいところです。ブログを見てくださっている方々とコメントのやり取りができたのは初めてで、非常に刺激をいただいております。ブログやっててよかったと思いました。
さて、本日は昨日のBiNI講習会のメモをone noteにまとめていました。BiNIの講習会の内容についてはすべてone noteにペンで手書きしています。これは、実技の講習会でも絵を書いてわかりやすいようにまとめるためです。私がsurface pro4を使っている最大の理由になるかもしれないPCにきれいに手書きが可能である点です。あまり絵は上手ではありませんが、絵を描くのは割と好きです笑。
自主練習も手書きで絵を描くことにこだわっています(現状)
BiNIの評価の流れについて講師の舟見先生の方法を参考にさせていただき今までの自分の方法と異なる点が多く、非常に勉強になりました。やはり、身体全体をどう効率的に見ていくか?そして、硬度のみならず、左右特異性の概念や神経のモビリティー、相間の滑り等についてどう見ていくか?そして、先行随伴性姿勢調節や腹内側系の活動を交えていくことです。
講習会の中で一通りBiNIの評価のアルゴリズムの実施してみましたが、情報を整理しきれず、破綻しました。頭の中がごちゃごちゃになってしまったのです。情報量が多すぎて、整理されず頭の中がカオス状態になってしまい結局何なのかがわからなくなってしまいました。なので、今日の復習で一つ一つの評価方法で何を見るのか?何を知りたくて検査・評価を行うのかをよく考えてまとめていきました。(まだ途中ですが)
的確に必要な情報を抽出するために、適切な評価を選択することがまず重要だと思いますが、その後の情報収集後の統合と解釈についてもどう整理していくかが昨日難しく感じた点です。頭の中に患者像を構築し、整理して情報を統合できるようになるためには臨床での実践が一番です。今日の臨床もかなり考えて行えました。そのため、時間があっという間でした。
これこそクリニカルリーズニングです。エビデンスは量的なものがほとんどであるがゆえに、クリニカルリーズニングに求められるものは質的なものです。ROMは量的ですが、他動運動時の抵抗感は質的で主観的です。こういった理学療法士のアートの部分を勉強するためには、座学のみでは困難であり、技術系の講習会である程度体系的に学んでいくことが良いのではないかと思います。(BiNIである必要はないと思いますが私はBiNIの考え方が非常にあっているし共感しているためBiNIをやっています)
さて、引き続きBiNIの講習会の内容を整理していこうと思います。
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BiNI講習会で感じたこと(認定理学療法士試験とBiNIアシスタント試験)
↑今日は勉強しながらロードバイク30分漕ぎました。音読×運動という!!
こんばんは。本日はBiNIの講習会に参加してきました。いつも思いますが、通常の理学療法士協会が開催している勉強会よりも刺激をもらえることが多いです。BiNIやっている人は、勉強家だったり、マニアックな人が多い印象があります。徒手療法とかやっている人はみんなそうかもしれませんが。
今日の講習会で思ったことは
①自分の臨床がまだまだであること。
→もっと臨床推論を!考えていけるところがある!
細かい抵抗感や硬度の高さを見逃さないこと
評価をもっと細かく、そして自分なりに落とし込んで説明できるようになること
②認定理学療法士試験の後からBiNIの試験勉強を本格的に始めるのではやや遅い可能性があること
→認定理学療法士の試験勉強はいったん復習やINPUT中心に切り替えようかなと思う
BiNIの勉強は職場での臨床に加え、実技系の勉強、思考の構成に時間がかかること
また、教科書の範囲を再度覚えなおしをするため、これも時間がかかりそうなこと
③自分の体の問題に気付いたところ
→しばらく勉強ばかりの生活で、食事の手を抜いたり、睡眠が少なかったりといろいろ生活に問題があったころにきづきました。
運動をする時間も少し作り、食事は栄養バランスを考えることとして、睡眠時間も確保していきたいと思ます。
試験までの期間も残りわずかとなり、本当に大詰めとなってきました。
疲れないで常に最高のパフォーマンスで勉強することを心掛けて、勉強とメンテナンスの両方を大切にしていきたいと思います。
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事件発生!認定理学療法士試験範囲外について(泣)
こんばんは。今日1日出勤して明日は休みになります。何気にこういうときは申し送りやらやることが多いもので残業してきました。明日は勉強してきます。
↑私のあたまのなか(2月11日)※まっしろ
さて、本日ブログを見てくださった方よりコメントをいただきました。
なんと、私のブログの記事の内容で変形性膝関節症の部分に関しては今年の試験範囲になっている資料には載っていないとのご指摘をいただきました。
私は2017年の2月に受けたので、この講習会では昨年の試験には間に合わないため、当然今年度の試験範囲になっていると思っていたのであまり、気にしていなかったのですが、ご指摘の通り協会のHPを見たところ2016年度以前の必須講習会に出た方を対象に新しい資料を配信すると書いてありました。そして、12月24日にてその資料を希望する人の受付は終了しています。つまり、残念でしたということです。むしろ、変形性膝関節症以外の講義は同じ先生という情報もいただいたのですが、不幸中の幸い。むしろ、ラッキーなようにさえ思えます。
3~4問くらい膝について出そうな気がしますが、実力でなんとかしないとですかね。ガイドライン読んでるし、去年と被っている内容もある?(ない?)ということで2問くらいは何とか取れるかな。(自分の病院にだれか資料持っている人がいないかまずは聞いてみようかな。)
ということで完全にやらかしてしまっていることが発覚してそわそわしております。まずは落ち着いて、明日の勉強会に備えたいと思います。
コメントを頂いた記事は↓になります。本当にありがとうございました。
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認定理学療法士試験の詳細について(問題形式、出題範囲、試験時間など)
↑去年の12日には首都大学東京にて認定必須研修会(運動器)に行っていたようです。試験合格の計画は長期計画です!笑
こんばんは。本日は自宅で一日缶詰状態で勉強しておりました。疲れたら昼寝をしてまた、始めてを繰り返してました。疲れも取れて、勉強にも集中できたように思います。
本日は、認定理学療法士試験を受ける方はどの専門領域でも試験範囲となる指定研修の勉強を中心に行いました。
ここで認定理学療法士の試験について触れておきます。
試験は共通問題9問、認定領域問題15問の24問になります。
そして、同時に4つの領域まで同時に受験できる仕組みになっていますので、追加する領域の数ごとに、認定領域問題15問が追加されていきます。
私の場合は運動器と脳卒中を受けるため
共通問題9問+運動器の認定領域問題15問+脳卒中の認定領域問題15問となります。
1領域の受験は50分ですが、追加すると1領域ごとに20分受験時間が増加します。
24問で50分(1問2分ちょいかけられる)
39問で70分(1問1分弱となる)
と領域を追加すると1問にかけられる時間が減ってしまいます。
試験問題は、
共通問題:指定研修の5コマの講義内容
認定領域問題:必須研修会の5コマの講義内容
いずれもマークシートで5者択一です。
試験は3月3日で、約3週間弱です。
しっかり勉強して挑んでなんとか合格していきたいと思います。
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遂行機能障害についての知識・評価・対応をどうすればよいか
高崎市吉井町にある、陽気軒へ行ってきました。写真は全部乗せの醤油ラーメンです。チャーシューのパワーが半端じゃないです。850円!!
こんばんは。昨日まで四連勤でしたが、なかなか忙しく、ブログを上げることができませんでした。当院では、職員達成度評価というものがあり、グループリーダーは部下の評価をつけます。その方法は、評価シートに記載されている項目について8割できていればつく項目と、10割できているとつく項目があります。
今回部下が3人いましたので、3人分の評価を行いました。かなり責任感のある仕事だと思っていますのでそれなりに結構時間がかかってしまいます。でもやっと提出が済みましたのでとりあえずひと安心です。
さて、今日は本庄早稲田にあるTSUTAYAの中にあるタリーズコーヒーで勉強しました。しかし、パソコンを忘れてしまうというトラブルがあり、スマホともっていった本を中心に勉強してきました。
その本はこちらです。
BiNIアプローチについて簡単に紹介されている本です。小さくて持ち歩きに適しています。教師あり学習、教師なし学習、強化学習について簡単に記載されており、運動学習を行う理学療法士としては役立つ情報だと思います。また、その他、多くの法則性についても触れられていました。具体的で実践的な内容も含まれていたと思います。
今日は、最初指定研修のガイドラインについての講義を一度ビデオで確認しましたが、かなり眠かったので半分寝てしまいながら聞いていました。その後、上記の本を一冊一通り読んが後に、以前まとめた運動器の必須研修会の内容をまとめたパワーポイントを復習してきました。寝不足のため、効率的にはかなり低かったのが残念でした。(PCをわすれたのもでかい)
そして、家についてPCでブログを書いている次第であります。
さて、今日は遂行機能障害についてです。
1.遂行機能・遂行機能障害とは
遂行機能とは、思考や大局的な判断といい、高いレベルでの能力といえると思います。目標設定→計画→新しい情報と照合→臨機応変な対応→目標達成などの一連の流れなども遂行機能になっています。
講習会の中では、遂行機能障害の臨床像は、習慣的行動や日常会話、知識については保持されているため、入院時点では問題が起こらないことが多いが、退院後の生活において社会生活や職業生活において、困難をきたすことが多いとの説明がありました。
2.遂行機能障害の評価
遂行機能障害の評価としてよく用いられるものとして2つあります。
①WCST(ウィルコクソンカードソーティングテスト)
三角、星、十字、丸のシンボルの一つが、赤、緑、黄色、青のいずれか一つの色で1~4固印刷されたカードを分類する検査です。
シンボル、色、個数などの分類基準を数回の施行において見極め、何で分類しているかを当てていきます。ある程度正解すると基準が変更され、再度施行において、分類基準を見極めることで、遂行機能を評価するものです。
②BADS(遂行機能障害症候群の行動評価 Behavioural Assessment of the Dysexecutive )
規則変換カード検査、行為計画検査、鍵探し検査、時間判断検査、動物園地図検査、修正6要素検査の6つの下位検査と1つの質問しから構成されています。
24点満点で採点し、障害あり、平均、優秀などの障害区分に評価されます。
3.遂行機能障害への対応
前頭葉損傷では注意、集中力、持続力に問題が生じることが多く、これらを向上されるリハビリテーションの実施が必要になります。
また、注意、集中力の問題が克服され、言語、空間性注意、知能、記憶において正常であるのにも関わらず、社会、職業生活において、うまくいかない場合は以下の対応を行います。
①問題が生じやすい場面を想定して本人・家族に助言を行う
②うまく行動・適応できない理由を説明して不満や不安を軽減する
③復職における仕事内容に助言を与える。
考察
当院では、脳血管疾患のリハビリは脳血管グループのスタッフに振られてしまうため、運動器グループの私はあまり遂行機能障害をもった方を見る機会が少なく、さらに、理学療法士が遂行機能の検査を実施することも少ないのが現状です。しかし、運動器疾患の方でも、過去に脳梗塞等を発症しており後遺症が残っているような場合もあり、そういったケースでは、場合によっては遂行機能の評価および対応が必要な場合が生じてくると思います。上記のような内容を頭に入れて起き、適切な対応が取れるように準備しておきたいと思います。
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脳卒中急性期・慢性期の抗血栓療法(抗凝固療法と抗血小板療法)
↑この本に書いてあることと認定必須研修会の内容は結構かぶっています。しかし、本が厚すぎて結局研修会の資料を中心に勉強した方がよいと思います。
←一応こちらのリンクからアマゾンで購入もできます。
こんばんは。本日は意外と早く帰ってきたので、2時間ほど勉強できましたので、その内容などをブログに上げます。
早く終わらせて、ゆっくり休む時間を確保しようと思っています。そうしないと4連勤持たないかもしれない。
今日は帰ってきてから、セブンイレブンのマーボー丼とコーンとマヨネーズのパンを食べ、コーヒー片手に机に向かって、勉強!!
内容は、運動麻痺回復ステージ理論について勉強しました。これは、脳卒中発症からの時期によって3つのステージに分けられ、それぞれの時期によって改善する要因がことなることを示しています。ファーストステージリカバリーでは、残存皮質脊髄路の興奮性の改善による麻痺の回復を図ること。セカンドステージリカバリーでは、皮質間のネットワークの興奮性を高め、新しいネットワーク再構築による改善が起こる。サードステージリカバリーでは、再構築されたネットワークを強化します。
そのあと、遂行機能障害の勉強で、WCSTやBADSの復習をしました。
で最後に、病態失認の勉強で、半身パラフレニアで診られる4つの症状(非所属感、他人帰属感、擬人化、片麻痺増悪)と心理的防御機制(サイコロジカルディフェンス)として8つ(否認、抑圧、作話、反動形成、合理化、投影、解離、転置)を勉強しました。なんだか、マークシートのテストにはかなり出しやすい印象なのでよく覚えておこうと思います。
そんなところで2時間かけて勉強しました。
そして、本日は、昨日勉強した急性期と回復期で用いられる抗凝固療法と抗血栓療法について記事を書きたいと思います。
①急性期の抗凝固療法
(1)ヘパリン:心原性脳塞栓症、クレシェンドTIA、進行性脳梗塞
(2)選択的抗トロンビン剤(アルガトロバン):アテローム性血栓性脳梗塞
※心原性脳塞栓症は適応外
②急性期の抗血小板療法
(2)トロンボキサンA2阻害薬(オザグレルナトリウム)
③慢性期の抗凝固療法
(ダビガトロン、リバーロキサバン、アビキサバン、エドキサバン)
④慢性期の抗血小板療法
(1)シロスタゾール、クロビドグレル、アスピリン、チクロビジン:非心原性脳梗塞の再発予防、ラクナ梗塞の再発予防(血圧コントロールに注意しつつ)
なかなか覚えられませんが以上です。
これは暗記なのでしょうか。理解して覚えるには情報が不足しております。
なので、やはり暗記です。何度も復習していきます。
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認定理学療法士試験(脳卒中)の勉強を本格的にスタート!!
↑ソファーを買ったので模様替えした。精油にグレープフルーツでも使ってみた。
こんばんは。二連休でしたが、結構勉強しました。だいぶ進みましたね。
まず、認定理学療法士試験の運動器についてはある程度試験内容を終えることができたので、あとは、まとめたパワーポイントと元の資料を反復して速読していくことで定着を図っていけたらと思います。この辺は、スマホを使って隙間時間に勉強するような方法がとれると効率的だなと思っているところです。
そして、指定研修は一通り試験範囲を動画でざっと流し、資料を簡単に流し読みした程度ですが、ちょっとまだ覚えないといけないところがありそうです。動画を見る時間を取らないといけませんが、疲れているときに見るようにして、メリハリにしようかなと思います。
さて、今日は脳卒中の範囲を勉強し始めました。昨年受けているので、あまり深く勉強しないでもいいことがわかっているので、明らかに重要な要点を覚えておけるようにして対策していきたいと思います。
本日は、脳卒中の病態と治療の講義の整理を中心に行いました。
久しぶりに脳卒中の勉強をしたし、臨床でも運動器中心に見ているのでほとんど使わない知識でしたので、苦戦していましたが、簡単なところを復習することができまし
まず、発症要因について勉強して、血圧、コレステロール、糖尿病、喫煙などのリスクファクターについてやりました。
そして、急性期の治療として、
①血栓溶解療法:脳血管閉塞による虚血の早期解除、rt-PAや機械的血栓除去術など
②脳保護療法:虚血による障害の進行抑制、脳保護療法(エドラボン)
③抗浮腫療法:脳虚血・梗塞による腫れを抑える、(高張グリセロール)
④抗血小板療法、抗凝固療法:再発予防
についてやりました。
特に、④についてはなかなか難しく、聞きなれない薬もあったり、疾患によりどの薬がよいのかを把握することが難しかったので、今度もういちどブログに上げていきたいと思います。
そして、慢性期の抗血栓療法と一過性虚血発作について勉強しました。
TIAは定義が変わり、症状の持続時間についての内容が削除されました。そして、筋ねん新たな病名の提唱として、ACVS(acute cerebrovascular syndrome):急性脳血管症候群とも言われるようになって来ているようです。
今日は、広範囲勉強したので、頭に入り切っていないかもしれませんが、仕事が忙しい平日は復習中心に作ったパワーポイントや資料を繰り返し読むのもよいかなと思います。さて、明日からまた仕事です。4連勤です。頑張りましょう。
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余談
過去に運動器の試験勉強を始めたのが12月17日(49日前)になるみたいですね。
結構頑張って勉強したと思います。パワーポイントのスライドも100を超えましたしね。
肩関節不安定症パート2多発性・非外傷性
こんばんは。2月3日節分ですね。試験まであと一か月!今日も高崎オーパ行って勉強してきました。
↑理想的なソファーが安売りすることになったので、これを買いました。(お店に並んで買いました。並ばなくても買えました。)
指定研修と脳卒中の勉強を開始しておりますが、ブログの方は運動器がまだ残っているので、それをまずは終わらせていく予定です。
本日は肩関節不安定症の続きです。
①肩関節不安定症の症状と特徴
特に肩関節不安定症で認められる徴候として3つ挙げられます。
1脱臼不安感 2疼痛 3違和感、だるさ
肩の脱臼というとワイトブレヒト孔などが脱臼しやすいポイントになってくると思います。やはり、方は前方へ脱臼しやすい特徴があります。なので、肩関節の前方不安定性を認めます。
損傷部位としては、肩甲下筋などの方の内旋筋に認め、同時に筋力の低下を認めます。しかし、その周囲である肩甲胸郭や体幹、姿勢などに関しては、痛みは少ないため、運動機能の低下を認めないことが多いようです。
他に、深部感覚(関節覚など)の低下を認める場合があるようです。
②多方向性不安定症の特徴
肩関節不安定症の種類として、多方向性と単方向性があります。
多方向性は非外傷性に多く、単方向性は外傷性に多いです。
多方向性の場合は、肩甲骨の運動低下、運動異常として特に外旋と上方回旋の可動性が減少することが多いようです。勝手な考察ですが、肩関節の不安定感により、周囲のアウターマッスル(特に大胸筋、広背筋、三角筋など)が過活動になりやすく、表在筋が過緊張になったり、肩甲骨の可動性低下につながるのでしょうか。あとは、肩だけでなく姿勢不良に影響を与えており、全身性に問題が生じやすいです。また、多方向性でも深部感覚の低下は同様に起こりうる様です。
③肩関節不安定症の評価と治療
実際に当院ではあまり見る機会が少ないのですが、臨床で担当する可能性はあります。どう進めていくべきでしょうか。
まず、評価です。
肩甲骨についてはしっかり見ておくべきです。アライメントと動き(肩甲上腕リズムなど)については確認しておきます。また、筋力については、肩甲骨固定下と非固定化で確認・比較しておくとよいようです。肩甲骨のスタビリティ低下により、周囲筋の過緊張がないかなどの丁寧に見ていけるとよいと考えます。また、通常通り可動域についても当然見ておきます。
次に治療です。
やはり、肩の不安定性が生じているので、周辺部位として肩甲骨への介入は重要であると考えます。特に肩甲骨の外旋、上方回旋の動きの改善を図り、筋収縮パターンを改善することです。つまり、主動作筋の筋力強化と拮抗筋のリラクゼーションです。脱臼する力をどう緩衝するかという点では、肩甲骨と肩関節の同方向運動によりストレスとを回避するなどが必要です。また、肩甲骨の運動減弱により、脱臼力を緩衝できなくなったり、肩関節の運動方向と反対方向へ肩甲骨が動いてしまうような逆方向運動が生じると肩へのストレスが向上してしまい、脱臼する力を鑑賞できないため、肩甲骨のモビリティ改善が重要です。
考察・まとめ
以上、肩関節不安定症では、単方向性と多方向性、外傷性と非外傷性で介入内容が若干異なるようです。単方向性・外傷性はセットの場合が多く、主にバンカート損傷とヒルサックス損傷です。多方向性・非外傷性はセットで、上記のように肩のみでなく肩甲骨の動きに影響が出てきます。少し分けて考えられるとよいのかなと思いました。
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認定試験対策:肩関節不安定症について整理
こんばんは。今日で4連勤終了しました。非常に忙しい毎日であり、なかなか勉強時間を確保できませんでしたので、明日、明後日は勉強を頑張りたいと思います。
↑写真は昨日の雪の積もっているところ
本日は、運動器の試験範囲の続きで肩です。
肩関節不安定症についてです。
とはいっても簡単になるべく簡単にと!
①肩関節不安定症の種類について
(1)外傷性or非外傷性
- 外傷性
関節唇損傷(Bankart損傷:バンカート損傷)
上腕骨頭外側欠損(Hill Sachs損傷:ヒルサックス損傷)
- 非外傷性
(2)関節損傷なく脱臼
単方向性or多方向性
- 単方向性:外傷性が多い
- 多方向性:非外傷性が多い
②肩関節不安定症の症状と特徴
(1)症状
1脱臼不安感2疼痛3違和感4だるさ
特徴
1前方不安定性が多い
2肩甲下筋の損傷・筋力低下を伴いやすい
3肩周囲の運動機能低下は少ない(肩甲胸郭、体幹、姿勢など)
4深部感覚(関節覚など)低下
③外傷性肩関節不安定症について
(1)バンカート損傷
再脱臼する原因は現在もっともよく知られているものが、関節唇損傷と呼ばれるものであり、それがバンカート損傷です。関節唇が脱臼時にはがれるので、脱臼する道が出来てしまい、脱臼を繰り返すと言われています。
(2)ヒルサックス損傷
バンカートは関節窩側の損傷であるのに対して、ヒルサックスは上腕骨側の損傷である。
④多方向性不安定症について
考察
肩関節不安定症では、外傷性損傷の中でバンカート損傷とヒルサックス損傷については押さえておく必要があるなと感じました。肩関節不安定症では、関節覚に問題が生じたり、周囲の運動機能低下になりにくいこと、肩甲下筋の筋力低下と前方不安定性といった特徴があることがわかりました。なかなか臨床で担当することが少ない疾患ですが、試験対策として要点を整理しておければと思いました。
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3月3日は認定理学療法士試験!4月1日はBiNIアシスタント試験!!
こんばんは。
本日はみぞれかと思いきや、徐々に雪がふってきて、いまや少し積もっております。
私も勉強と仕事の忙しさによりストレスが少し積もってきていますが、勉強を頑張っていきたいところです。
2月に入りましたて、勉強のペースも上げていかなければなりませんが、仕事が忙しくなってくることが容易に想像できますので、勉強時間もそれほど増やすことができなさそうです。(特に平日)
そこで、残りの期間何をやるのかを整理しました。
①まず試験日は?
認定理学療法士試験:運動器・脳血管同時受験:3月3日
BiNIアシスタント試験:4月1日予定
②3つの試験勉強の進め方
2月
・認定理学療法士の勉強を中心に進める
・特に指定研修と脳卒中の勉強を中心に進める
・ガイドラインの勉強も怠らない
・BiNIアシスタント試験対策はできる限り臨床でBiNIアプローチを用いる
3月
・BiNIの勉強を中心に進める
・教科書、勉強会の復習、覚える必要があることを頭に詰め込む
③まずは、2月の勉強について
順番的には、
脳卒中ガイドラインを整理→指定研修の勉強→脳卒中の必須研修会の復習
の順でまずは勉強を進める。
その後、運動器、脳卒中のすべての領域に対して復習を行う。
大体こんな感じの計画ですね。
今まではインプット→パワーポイントに整理→ブログでアウトプット
の流れでした。今後もできるだけこのような形で勉強したいところですが、時間をどの程度取れるかにもよりそうです。
職場でも試験を受ける宣言をしていますので、絶対に合格したいところです。
さて、勉強しましょう。でも、仕事も効率的にしましょう。
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