理学療法士の思考

認定理学療法士などをはじめ、理学療法関連のテーマを中心に情報を発信しています。認定理学療法士(運動器)、協会指定管理者(上級)、地域包括ケア会議推進リーダーを取得しております。

完璧主義からの脱却:家を作る前に家を作る概念

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こんばんは。本日は、仕事における完璧主義からの脱却について書いていきたいと思います。昨今の仕事の効率性や残業ゼロを目指す中では重要な考え方だと思います。また、私の座右の銘としている家を作る前に家を作る概念について簡単に説明させていただきます。

完璧主義の罠

仕事においてすべてを完璧に終える、資料を完璧に作りこむ、書類を完璧に作る・・・。完璧にできることを目指しますが、最終的に完璧にできているかどうかは見る人によっても違うかもしれませんし、そもそもどう作成しても修正をする方もいるような気がします。

完璧主義に仕事を行う際に、完璧な情報収集、完璧な情報整理、完璧な資料作成プロセスを組んで行うとなると、すべてのことに時間が大量に必要になり、取り掛かることに対するストレスがかかったり、作成にかかる時間が膨大になってしまうことが考えられます。

 

完璧主義をどう克服するか

完璧な仕事を目指し、少しでも抜けはなくしたいということは重要です。しかし、実際にはなかなか難しいので仕事は6割で行うとよいなどといわれています。6割程度の質でとりあえず、仕事を進めていく方が結果的に多くのことを成し遂げ、成果を上げられるという考え方です。

仕事は6割でこなしましょうというくらいの方が、敷居も下がり、取り組むことに対するストレスも少ないため、早く仕事を終わらせることができ、仕事を依頼した上司からしても助かる面が大きいのでメリットもあります。

 

6割レベルの正解を目指すうえで重要なこと

何も考えずに仕事を進め、考えながら仕事を進めると早く仕事に取り組め、早く完成するような気がするので、資料作成において、資料を作成しながら考える方が割と多いです。しかし、6割レベルで、高速で資料作成、仕事を進めるにあたり迷っている時間が一番時間がかかると思っています。

いかに、資料作成しながら記載事項に悩まず、見極めていけるかが重要になると思います。

そのうえで、アウトラインを事前につくることが特に重要です。アウトラインでできる限り、作成するべきことを事前に整理し、アウトラインに沿って資料を作成することで迷う時間を減らし、高速で資料を作成することができます。

 

家を作る前に家を作る概念

完璧主義の脱却から、6割での仕事の進め方について触れてきましたが、私が家を作る前に家を作る概念と呼んでいることの重要性について最後に付け加えていきます。

家を作る前に家を作る概念は、アメリカの起業家、ジム・ローン氏の著書に記載してあることから名付けました。要するに家を建てる時に一度完成された家の計画を立てることで一度家を建て、それから家を実際に立てるという考えから、リーダーシップにおいて非常に重要であり、すべての人にとって重要なことといっています。

仕事において、家を作る前に家を作る概念を導入するとすれば、上記の通り、作成する前に、6割レベルでアウトラインを作成することで、一度資料を完成させることが重要です。そうすることで、そのアウトラインに沿って、悩まずに資料を高速で作成することができると思います。6割のアウトラインを完成させておくことで、完成度の質はおそらく、何も考えずに取り掛かるよりも高くなると思っています。