理学療法士の思考

認定理学療法士などをはじめ、理学療法関連のテーマを中心に情報を発信しています。認定理学療法士(運動器)、協会指定管理者(上級)、地域包括ケア会議推進リーダーを取得しております。

新人さん必見!ミッションステートメントとマインドセットについて

こんばんは。今日は雨でしたね。通勤は自転車ではなく、車で行きました。

昨日洗車して車内をきれいにしたので、ドライブがいっそう楽しくなったので、通勤も楽しかったです。しかし、洗車翌日雨というのは、少し悲しいような気もしますね。

 

今日はミッションステートメントマインドセットの使い分けと重要性について書きたいと思います。

今月の分科会では、現状の知識でどこまで質を高められるかをテーマにしていますので、そのうえで、ミッションステートメントマインドセットは大切な概念だと思っています。

 

まずミッションステートメントとは何なのか?ということですが、私はこのワードを七つの習慣という非常に有名な本を読んで知りました。

 

ページ数が多いので漫画版もおすすめです。

ちなみに私は両方読みました。

ミッションステートメントは、自分の憲法のようなものです。

私は、人生で何を重視して取り組むか?

それがミッションステートメントであると考えています。

7つの習慣の中ではすべてものは2度作られるというように話をされていたと思います。

また、アメリカの起業家であるジムローン氏は史上最高のセミナーという本の中でインタビューを受けていますが、ジムローン氏のメンターであるショワフ氏は、ジムローン氏に質問をしています。 

建てたいと思う家をいつ立て始めますか?

この答えは、家を建て終え次第、建て始めるでした。

また、その日の計画を終える前に、その日を始めてはいけないともありました。

要するに7つの習慣にしろ、ジムローン氏の話にしろ、同一の概念であると思われます。つまり、計画をしっかり入念に行うことの重要性を意味しており、今から実施しようと思っていることを実施するとどうなるのか?終わりを思い浮かべることが重要であるというわけです。

ミッションステートメントは、自分の意思表明であり、信条あるいは理念を表明したものであり、何がしたいか(貢献、功績を残したい)そして、土台となる価値観と原則を書きます。

理学療法士として重要なミッションステートメントは人によって異なると思います。しかし、目の前の患者様の幸せであったり、責任をもって担当した方をよくするなど、重要な点を抑え、それを念頭にリハビリをすることは非常に重要であると思います。

私の場合は、一回一回の介入でできる限りの成果を出し、良好な感覚を入力することを主眼に置いています。また、そのリハビリの時間を楽しかったり、有意義な時間であってほしいと考えて、リハビリを行うようにしています。

 

マインドセットとは?これについては、本や動画でもやはりいろいろな方が重要であると考えていると思います。

私は上の本を読んだわけではありませんが、ユーチューブなどで抗議している人も多いので探してみるとよいのかなと思います。

話を戻しますが、マインドセットは何かを取り組むときの考え方のようなものです。

私は、課題・仕事などをどう考えて取り組むかであると考えています。

 

ミッションステートメント=何を重視して取り組むか

マインドセット=どう考えて取り組むか

 

つまり、マインドセットの中にミッションステートントが反映される場合があると思います。どう考えて取り組むかというときに、何を重視しているかによって、どう考えて取り組むかが変わってくると思います。

マインドセットの重要な点については、理学療法に落とし込んだ場合、そもそも自分の担当の患者様がよくなるのか?というところに関係してきます。

どういうことなのかというと、例えばAさんは患者さんがよくなると思ってリハビリをしているがBさんはもうこれ以上はよくならないと思ってリハビリをしているとします。この場合、Aさんがリハビリをしたほうが効果が出やすいと思います。

実際は基礎研究をもとにして言っているので、比較研究をしなければ本当のところはわかりませんが、学生を対象に試験をしたときに、努力すると能力はのばせると考えている人と努力しても能力は変わらないと考えている人とで、前者のほうが成績が上がったという研究結果があります。

理学療法士マインドセットとして、少なくとも患者さんをよくしようと思う気持ちは必要不可欠だと思います。マインドセットが、早く帰りたい、楽をしたいであれば、患者さんのためにいろいろ発想したり、工夫することもなくなってしまうと思います。

少し話が変わりますが、患者さんのマインドセットは直接的にリハビリ効果に影響を与えると思います。バイタリティが低い患者さんは、やはりよくなりにくいわけですね。

そこを評価することも重要であると思います。

 

さて、今回は、理学療法士として臨床をやる前段階として重要であろうと思う点について自分なりに説明させていただきました。分科会でうまく伝えられるように思考を整理していきたいと思います。