理学療法士の思考

認定理学療法士などをはじめ、理学療法関連のテーマを中心に情報を発信しています。認定理学療法士(運動器)、協会指定管理者(上級)、地域包括ケア会議推進リーダーを取得しております。

運動とは何か?

こんばんは。昨日ソファーで寝てしまい、1時に目が覚めましたが、結構すっきりして、睡眠時間もある程度取れたようなので、そのまま起きて、作業して、朝洗車したり、洗濯したりと充実して過ごせました。また、その後、午前中は作業を行い、午後には、イエローハット軽井沢のアウトレットなどに出かけて、9000歩以上歩いてきました。午前中にやることをやって午後は好きなことするような理想的なパターンかな。でも朝が早すぎましたけどね。今日は早く寝て休もうと思います。

 

本日は運動について再学習しました。

今後分科会で、運動の成り立ちから考える評価と治療というテーマで1年間やっていこうと考えていますが、6月1日に初回の勉強会を開催する予定になっております。

そこで、今年度はしっかり説明ができるように資料だけでなく、そこから口頭で何を話すのか、補足的な情報を収集したり、手書きでメモを付け加えたりしていました。説明するためには、理解度の向上と自分の中で抽象化し、落とし込むことが重要であると考えているので、運動や結合組織などを中心に本日は勉強しました。

分科会では、元来理学療法では運動の場面を切り取って、分析をしたり、神経、筋などを分けで問題点を出すなど、還元的な手法を用いることが多かったと思います。しかし、我々人間のように生きているものやシステムに関しては、システムの構成要素の振る舞いが全体の文脈によって変換する循環的な仕組みになっています。そのため、筋のみを考えて、何筋が働いていない、弱いなどの分析では不十分であり、やはり身体、環境、神経システムなど複合的に診ていく必要があると考えられます。

私のおすすめの本である、運動の成り立ちとはという本の中では運動を再定義しています。

運動とは、

静的と言われる姿勢も運動であり、神経、筋、結合組織などの身体構成要素の振る舞いが時空間的な環境という文脈の中で、自己組織化された生きているという生命の動的な秩序である。とされています。

要するに時空間的な環境という文脈というのは、例えば会議中に途中から会議室に入った時の歩行と、みんなが運動している体育館の中を歩く場合で、身体構成要素の振る舞いが異なるような状態出会ったりします。同じ身体でも、そのときどきで、動きが変化しますし、状況に応じて自己組織的に運動が発現するわけです。

そういった、環境や課題、神経システム、精神面、エネルギー供給面、力学的法則性、身体の左右特異性、身体の位置特異性などを複合的に捉え、運動を理解していくことができる可能性があるのではないかと思います。

そのためには、広い視点で、観察して行く必要があると思います。BINIアプローチの勉強会では、統合的運動生成概念というものをベースに考えます。

運動はなにか?という問いに対して、それは要するに生命とは何か?と同義なのかもしれません。理学療法士は運動の専門家なので、運動について深く探求してくことが重要なのではないかと思います。

 

今日は早く寝ます。また、アウトプットしていこうと思います。よろしくお願いいたします。おやすみなさい。