理学療法士の思考

認定理学療法士などをはじめ、理学療法関連のテーマを中心に情報を発信しています。認定理学療法士(運動器)、協会指定管理者(上級)、地域包括ケア会議推進リーダーを取得しております。

グループ治療について

こんばんは。今日は昨日行ったグループ治療を振り返ります。

グループリーダーと管理者で行われるグループ治療が当院にはあります。今回から方法が新しくなり、指導者と指導を受ける者の二人が中心となって進行していくことになり、他の2名は間でコメントをしていくような立場になります。

私は、指導を受ける側として今回参加させていただきました。

症例は、私の担当のケースで、被殻出血を発症された左片麻痺患者になります。今回の問題点として体幹のモビリティとスタビリティの問題に着目しての介入ということで、座位でのオシレーション、立位でのオシレーションとステップ練習、歩行練習を行っていくことについて現象と介入前後の変化を評価するといったポイントを抑えながらうまくプレゼンテーションを行えればよかったのかなと思います。

実施前にもある程度患者さんの状況も整理できており、行けるかなと思っていましたが、実際に実技を行いながら介入していくことは結構難しく、うまく伝えることや、その場で的確に変化を評価することなどは今回うまくできませんでした。原因としては、普段の臨床の中で、毎回変化を診れていなかったことが要因かと思います。感覚入力というのは繊細であり、正しく入力できているか否かによって、治療効果も大きく変わってしまうものだと思います。今回のケースで介入前後評価として自動的な重心移動を用いたのですが、普段の臨床ではあまり使っていませんでした。本来はコアスタビリティの向上を腹圧で評価するのが良かったのではないかと思っています。(後で振り返ったら)自動的な重心移動では変化はあまりなかったのではないかと思います。

 

アウトプットするためにはそれと同じくらいインプットが必要という話を聞いたことがあります。要するに、インプットをすればしただけ、アウトプットできるようになるということです。最近インプットの量は比較的少なくなってしまっているので、また文献や本など読まないとだなと思いました。

 

今回グループ治療はあまりうまくいかなかったわけですが、次回に反省を生かして行ければと思います。なかなかハイレベルなものであり、自分の今までの力が活かされるのかと思いますので、頑張りたいと思っております。