理学療法士の思考

認定理学療法士などをはじめ、理学療法関連のテーマを中心に情報を発信しています。認定理学療法士(運動器)、協会指定管理者(上級)、地域包括ケア会議推進リーダーを取得しております。

グループ担当患者のアウトカム管理(実際に行っていることの報告)

こんばんは。

本日は管理日といい管理時間を5単位(1時間40分)与えられ、当グループへ入院した2018年5月1日~現在までの患者様のFIMや在院日数等のデータを整理しておりました。しばらく、管理時間をとれていなかったので入力する量も多く、データ整理やそもそもフォーマット作成から始めたような状態なので、まとめるところまでいきませんでしたが、ある程度整理がついてきました。整理したデータを先日の勉強会でまなんだピボットテーブルなどを利用して、情報を整理しグラフ化して提示する日がくるのを楽しみに情報整理を頑張っていきたいと思います。

アウトカムの整理についてですが、現在回復期と一般病棟の患者様を対象に、入院日、入院時FIM運動と認知について全ケースで入力しています。これは、当院にあるデータベースでも行っているので後からでも入力可能です。

それに加え、予測指標として、予測FIM運動と予測退院日を入力しています。これは、当院では回復期ケースに限り全ケース入力が業務になっています。一般病棟の予測について行っているのは私のグループのみだと思うのですが、現状ではまだ予測することが定着しておらず、空欄が目立ってしまいました。日々の多忙の中で必要性の低い業務はやらなくなってしまう傾向があるため、そうならないように定着を図っていきたいところです。もしくは、予測しないというのも一つの手かなとは思いますが、それでは、今年度の目標を達成できなくなってしまうため、やはり予測していく方向で頑張ってみようと思っています。

そして、退院時にアウトカムを入力します。退院日、退院時FIM運動と認知です。これを結果として予測とのズレを分析していくことも考えています。現状から一般病棟のケースは予測しにくく難しいなというの印象があります。熱発や腹痛、下痢などにより入院期間が延長になりやすい点が大きいと思います。また、逆に予想より早く退院していくことも多いのです。まあ除外すればいいのかもしれませんが。あっ。あと施設が決まらないパターンも多いです。リハビリはゴールでも退院できない場合は予測しにくいですね。

現状管理している生データは上記のものになります。

①入院時:入院日、入院FIM運動、認知

②予測:予測退院日、予測FIM運動、認知

③退院時:退院日、退院時FIM運動、認知、退院先

※回復期ケースはデータとして、回復期期限日数

これらのデータより

アウトカム指標として:実績指数(回復期ケースのみ)、FIM-gain(一般ケースのみ)、在院日数、自宅復帰率

また、予測の精度についても分析していこうと考えています。

まずはデータ入力、評価実施と地味な作業ですが、決めたことを正確に実行していくことが重要です。その点に関しては、私の苦手なところかもしれませんが、今後得意にしたいので、その練習ですかね。