大募集!?調整能力のある理学療法士
こんばんは。昨日は休みでしたが、平日に毎日勉強していた反動で、まったくやる気が起きませんでした。今日は、出勤でしたが、気持ちを切り替えて、頑張りました。
本日の記事は、日本理学療法学術研修会の中堅管理職セミナー第4弾になります。内容が多すぎて何弾まで続くのか・・・。長編になると思います。ゆっくりやっていこうと思います。
さて、今日は理学療法協会が求める理学療法士として、今後予防分野への参加が挙げられると思います。今日はそのあたりについて講義の内容を整理していこうと思います。
予防事業における理学療法士の専門性
リハビリテーション専門職等という言葉をご存知でしょうか。私は、知りませんでしたが、地域包括ケアシステムや地域リハビリテーションにかかわる資料には、リハビリテーション専門職ではなく、リハビリテーション専門職等と記載されているものがいくつか見られています。協会としては、やはりしっかりリハビリテーション専門職と記載していけるように、『等』との違いをどこで見出すのかを講義の中で何度か繰り返し指摘しておりました。
『等』との違いとはすなわち、理学療法士の専門性にあるといえます。予防事業をやるにしても、集団体操の中で、ただ体操のやり方を指導するのではなく、いかにその運動が良いのか、どこに注意するのか、どういう人はやらないほうがいいのかなど、指導をしつつ、広い視野で体操の指導ができることなどがその例になります。
また、体操の参加者をグループ分けし、どの人はどの体操をするほうがいいかなどの個別をみて割り振ったり調整ができることが望まれてくるそうです。そういうことができ、参加者の信頼を得て、同じ施設のスタッフさんの信頼を得ることで、やはり理学療法士に頼んだほうがいいなと思ってもらうことが大切なのかなと思います。
自立支援を実現できる調整能力
理学療法士に求めるものとして調整能力というキーワードがよく抗議の中で出てきました。
・入院生活から在宅生活への調整
・PTの効果的実施→チーム医療促進
・できるADL→しているADLの定着
・在宅生活の再確認と調整
・評価に基づく無駄の発掘(過剰な介助・福祉用具、家族の不安軽減、本人への動機づけなど)
・環境調整
・医師、ケアマネとの調整・実施ケア内容の調整
・チームの調整役(裏方)として自立を支援する
などが理学療法士が行える調整になります。
これらの中では、現状でまだできていないこともあるため、今後のためにも、少しずつ実施や考えていく必要があるのかと思いました。