理学療法士の思考

認定理学療法士などをはじめ、理学療法関連のテーマを中心に情報を発信しています。認定理学療法士(運動器)、協会指定管理者(上級)、地域包括ケア会議推進リーダーを取得しております。

運動は朝食前にすべきか?それとも朝食後にすべきか?

こんばんは。

最近読んだ2つの本に相反する意見が乗っており、面白いなと思ったので記事にしました。

その二つの本とはこちらです。

 

 

 

2冊目については先日も記事にしましたね。

 

www.ptthinking.com

 

 

さて本題です。

相反する意見とは、要するに朝食前に運動するか。それとも、朝食後に運動するか。についてです。

運動は朝食前にすべきである!!

この意見は、最強のホビーレーサーの1人、井上亮さんの意見があります。

その根拠は以下の通りです。

睡眠中は絶食状態ですから、起床時はエネルギー源としての脂質の割合が高まっていると考えられます。したがって、起きてすぐに運動することで、脂質を効率的に消費できますし、そのエビデンスもあるようです。しかし、練習前に炭水化物を摂取してしまうと、せっかく高くなっている脂質の利用効率が下がってしまうと思います。

→これについて、実際に体感できているのは、燃費が良くなる感じがあるとのこと。

sleep-low法というものもあり、夜に炭水化物を摂取せず、翌朝に絶食状態で練習する。日中は十分な炭水化物を摂取して、午後からのハードなトレーニングを行うというサイクルでパフォーマンスが上がるとの報告もあるようです。

 

運動は朝食後にすべきである!!

運動前にしたほうがいいとの意見とは裏腹に栄養と食事を書いている、杉山明美さんの意見があります。

 

エネルギー切れを起こしている早朝に、何も食べずに練習すればエネルギーを確保するために筋肉が壊れてしまいます。要するに、空腹のまま練習すれば、足りないエネルギーを確保するために筋肉を壊して使うことになってしまうわけです。

筋肉を壊すと筋力が低下する可能性がありますね。

 

この二つの意見どっちが正しいのでしょうか。

後者の意見は分子栄養学的な視点から言っているようです。前者については出所は不明です。

個人的には、栄養を取ってから運動したほうが良いのではないかと思います。

また、脂肪を減らしたいなら、筋トレをして、そのあとに有酸素運動をするほうが、糖質を先に使用できるので良いと思います。栄養がない状態での運動は、体の危機的な状態で行うため、減量にはいいかもしれませんが、結局体に蓄えているものを使用することになりますので、筋肉から栄養が行けば筋肉が細くなる可能性もありそうな気がします。

結局どっちがいいのか?今後機会があったら調べてみようと思います。

また、知っている方がいたら教えていただけると助かります。

個人的には後者の意見が正しいのではないかと思っています。