理学療法士の思考

認定理学療法士などをはじめ、理学療法関連のテーマを中心に情報を発信しています。認定理学療法士(運動器)、協会指定管理者(上級)、地域包括ケア会議推進リーダーを取得しております。

2018年度目標管理シートについて(リハビリ上層部の考えを分析・整理)

こんばんは。最近は異動者の方が当院にきて、新しいグループ体制の開始となりました。異動者の方はみんな大変そうで、新しく業務を覚えたり、新しい場所に慣れるために必死です。私も、力をもらいます。私も昨年度の運動器グループから脳血管や廃用症候群を中心に見ることになるため、まだまだ不慣れな点が多かったり、勉強が必要になりそうですが、異動者よりは余裕があるため、異動者をフォローしつつ頑張っていこうと思います。

 

さて、本日は2018年度の目標について考えていきます。

今年度の当会のリハビリ部門では、できる人からできるグループになることが一つ目標としてあります。つまり、個人の実力ではなく、グループ全体としての総合力を重視しているわけですね。また、グループリーダーの質に関する点も重要視されており、私も資質を高め、リーダーとして考えていく必要がありそうです。

 

当院リハビリ部門としては、実績指数の向上(どこの回復期リハビリ病院も一緒かな?)についてが一つ。まずは、その分析方法を昨年度よりもしっかり管理していくことが重要になりそうです。昨年度は、一か月に一回まとめて分析を行いましたが、今年度は、入院時の評価の一つとして食い込んでいきたいと考えています。

入院時FIM、回復期上限日数、起算日と予測退院時FIMと予測退院日より予測実績指数を出す作業を入院時に行い、退院時に実際の実績指数を出すようにし、予測の整合性について考え、予測の精度を高めるために考察していけるとよいと思います。これらの成果を学会発表へつなげていくことが求められているので、何が良いのかも考えていきたいです。

1つは、予測と実際のFIMについてです。FIMの予測とFIMの実際を比較し、予測がずれやすかった項目を抽出することで、分析の一助となるのではないかと思います。

また、在院日数についても同様に、予測と実際のずれにより、生じる問題が何から来るのかを分析することでしょうか。そうすると退院先、退院後のサービスなどについても予測と実際を考えていくことも重要かなと思いました。

今後、検討していく必要がありそうです。

実績以外の目標です。当院は回復期リハビリ病棟、一般病棟、そして昨年度から導入された地域包括ケア病棟から構成されていますが、重症化が進んでおります。そこで、リスク管理システムの構築と教育が重要になってきます。これも、要はリハビリ評価の一つであり、チームとしてリスク管理能力を上げるためにはシステムとして導入することが望ましいためであると思います。リスクを予想し、急変等の発生時に適切な対応が取れることができるように勉強していくことも必要かなと思います。同時に個別のリスク管理スキルも重要であると認識します。

↓私が持っている本に最新版がでました。この本を今年度はよく読んでいこうと思います。 

 

これらのことを踏まえて、自身の目標を立てていければと思います。グループや所属に貢献するためにはどうすればいいのか。そして、個人としてどういった行動を取っていく必要があるのかを考える必要があります。また、部下がどういった行動をとるべきなのかも一緒に考えていき、指導方針についても考えていく必要があると考えています。特に、今年度の配置からすると、もっともリスクの高い疾患を相手にする可能性が考えられます。(本日も急変がありました。)リスク管理についてはまず早めに手を打ち、グループ員のスキル向上を早めにしていくことが重要だと思います。(その前に私)