理学療法士の思考

認定理学療法士などをはじめ、理学療法関連のテーマを中心に情報を発信しています。認定理学療法士(運動器)、協会指定管理者(上級)、地域包括ケア会議推進リーダーを取得しております。

思考のトレーニング方法~思考を鍛えて仕事力アップ~

こんばんは。2月~3月・4月は年度終わり・始まりの時期で、皆さん非常に忙しく大変だとは思いますが、私も大変です。頑張って乗り越えましょう!

今日は、理学療法士の思考のブログタイトルにもある思考がテーマです。思考力を鍛えることで、様々な考えを整理したり、自分の意見をいうことに役立ちます。私が実践している方法として、赤羽雄二さんの推奨するゼロ秒思考について復習していきたいと思います。 

f:id:ne9a188c77lot2:20200226214809j:plain

ゼロ秒思考とは?

赤羽雄二氏の書籍の多くに紹介されている方法であり、かなり応用できるテクニックであり、具体的な思考の実践方法です。やり方はいたって簡単。

・A4用紙横書き
・タイトルに下線を引く
・年月日を記載
・ハイフンのあとにタイトルに沿った意見を記載
・1ページ1タイトル
・1ページ4~6行
・各行20~30字
・1ページ1分以内
・毎日10ページ10分

を実践することが基本的な方法であり推奨されています。

 

思考のループを防げる

私の実践して感じることとして著書にもありますが、同じ思考に陥りにくくなる点が実践して一番良かったと思うところです。人は、気になることや興味のあること、不安など頭の中で考えると、実は同じ思考に陥り、前に考えたことを何度も考えたり、解決せず、思考が進まないことがあります。また、普段考えていることから抜け出せず、行動にも進展しないことがあります。

そこで、ゼロ秒思考を行うことで一度考えを吐き出すことで、思考が整理されます。一度で解決しない場合は同じタイトルで何度も何度も書いているうちに、書く必要もなくなってきます。そうすると、そのことについて考える必要もなくなるため、別の新しいことに対して、考えることができるようになります。そして、本当にやるべき、考えることに着手しやすくなりました。

 

ゼロ秒思考の習慣化の重要性

ゼロ秒思考の継続は非常に大変です。まとめて10ページ一気に仕上げようとすると結構疲れます。それこそ、陸上競技の練習のレペテーションだったり、タイムトライアルのような、感覚で、それに取り掛かるためにストレスが掛かってしまいます。そこで私の場合は、なるべく思いついたときに実施し、職場でも実施したり、バックにA4用紙を常備したり、しています。また、飽きたらすぐに辞めるようにして、時間が立ってから実施したりしています。

1分の管理については、アップルウォッチのタイマーが優秀です。タイマーアプリの1分をタッチすればすぐ1分のカウントダウンが始まり、バイブレーションで終了を確認できます。次の一分のスタートもスムーズです。

 

思考力を高めて、仕事力アップ

思考力が高まることで、意見を求められたときにすぐに情報を整理し、発言することができるようになります。必要な情報がなければ、ゼロ秒思考をつかい、アウトラインや行動の段取りを行い、もれなく計画的に行動することができるようになります。私もまだまだですが、その効果は実感できています。管理職の方のみならず、新人でも、もはや誰にでも有用な方法だと思いますのでぜひ身につけていただけると良いと思います。

 

参考文献

ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング