【臨床実習】卒前OJT指導についての考え
↑先日、榛名山へロードバイクで言ってきたときに撮りました。湖は凍っていました笑
おはようございます。本日は臨床実習に関する記事です。そろそろ私も臨床実習指導者として実習生を受け持つ時期になってきました。今回で2回目になりますが、前回よりも臨床指導の知識は入れてありますので、今回はそれらを駆使してよりよい実習をしてもらい、満足して帰ってもらえるように、準備をしていきたいと思います。何事も準備は大切ですね。
臨床実習のイメージ
理学療法士の臨床実習は学生・指導者ともに負担が強く、レポートや課題に追われ、夜も寝れないなんて話は、理学療法士であればよく聞くような話です。それは、非常に残念であり、今後変えていく必要があることは言うまでもありません。
現状よく行われている臨床実習のよくない点
上記も踏まえ整理すると・・・
- 学生・指導者ともに負担が強い
- 課題・レポートに追われ、睡眠時間が取れない
- 疲労により見学中に眠くなってしまい、見学で学べることがすくない
- 実技をあまりできない
- 忙しいので質問しにくい
- 何を質問すればよいのかそもそもわからない
- 指導者が厳しく、実習がつらい
- 学生に求めるもののレベルが施設ごとに異なる
また教科書的には以下のようなことが挙げられます
- 体験できる理学療法種目の過少と偏り
- 体験できる症例の過少と偏り
- 理学療法能力と直結しない学習課題とストレス
- 学生・指導者のモチベーション低下
- 患者・指導者への負担増
- 指導者個人の教育力に左右させる実習形態
簡単に書き出してみました。実際よく起こりうることかと思いますが、どうすればよいのでしょうか。
臨床実習のあるべき姿
教育ガイドラインなども出され、理学療法士協会は今理学療法士の教育面について力を入れています。教科書から臨床実習の在り方として参考になる点を抜き出しました。
- 実習の目標は、『ある程度の助言・指導のもとに、基本的理学療法を遂行できる』
- 最初はしっかりとした助言・指導を行い、次第にその量を減じていく指導が良い
- 学生が費やす時間と努力は夜の書き物ではなく指導者の仕事をよく見て、指導者の話をよく聞いて、自ら進んで指導者の仕事を手伝いながらその仕事の意味、やり方や考え方といった臨床の知恵を身につけ、そしてその仕事を任されてもらえるようにすることに注がれるべきである
- 負担を軽減するためには、通常業務と指導業務を1つにまとめるか、通常業務を減らせばよいこととなる
- 学生は、仕事を任せられることにより、責任やあてにされる喜びを感じながら生きた理学療法を学ぶことが可能となる
今回のまとめ
臨床実習について、学生とのかかわりにおいて、なるべくしっかりサポートをしつつ、実習中の時間を学びの時間、技術力アップの時間としてチャンスを与え、学生自らが楽しんで進んで実習を行えるように持っていけるとよいのではないかと思います。もう少し、具体的な進め方についても考えていければと思います。