理学療法士の思考

認定理学療法士などをはじめ、理学療法関連のテーマを中心に情報を発信しています。認定理学療法士(運動器)、協会指定管理者(上級)、地域包括ケア会議推進リーダーを取得しております。

理学療法士の勉強(幅広い選択肢からどう絞り、何を学べばよいか⁇)

 

こんばんは。昨日ソファーで寝てしまいましたが、早く寝てしまったため今日はあまり眠くないということで、勉強や手帳についてなど考えておりました。

今日は勉強に関することで記事を書きました。

 

理学療法士は専門家でありますが、その専門分野に関してはかなり幅が広く、分野が多く存在しております。そのうえ、研究、臨床、教育などのカテゴリー分けや、技術系や研究系などの面でも専門性が分かれてくる点があり、すべてやろうと思ったら膨大で、いくら時間があっても足りないなと思うことが常です。

 

理学療法士という職業から勉強の必要性を見出すとあれもこれもやらなくてはいけないなと思います。でも、実際そんなことをしていれば、一つ一つは浅いものになり、一つ一つの専門性は低下してしまうわけです。

 

そこで、職場に求められている理学療法士と自分のやりたい方向性をうまくかみ合わせられるとよいのかなと思いました。

職場と絞るのは、職場によく来る患者様への対応に限定することで専門性を絞ることができます。また、それはより実践的であり、具体的な勉強になりやすい利点があると思います。まあ、当たり前といえば当たり前になりますが、今回は当たり前なことも大切と考えています。

職場に求められる理学療法士

私の現状で考えると職場から求められる要素は、ジェネラリティを持ちつつ、どこかにスペシャリティを持っていることが暗黙的ですが求められているように思います。

臨床知識・技術で言えば、当院に入院することの多い疾患に対する知識やエビデンスの使い分けができること。そして、あるスペシャリティ(ボバースやPNFなども含まれる)をもって、臨床推論を進めていけることが求められることになります。

また、ジェネラルの要素として、リーダーシップ、マネジメントなどをしっかり行い、管理を行える人材であることや主体性を発揮しつつプロジェクトを進められることが必要になると思います。

そう考えるとよく来る疾患などを中心に指導できるように、ある程度知識を整理して置き実践していき、それをそのまま伝えられることが望ましいのではないかと思います。ある程度自分の考えをもって臨床ができることが求められるのではないかと思います。

自分のやりたい方向性

これが私の場合あまり確定されていないことがありますが、好きな分野を書き出してみると、

運動器、BiNI、脊柱、脊髄、頸部、管理、指導、マネジメント、リーダーシップ、スケジューリング、GTDなどなど

結構、勉強法や手帳術などを今まで興味を持っていることが多かったので、結構管理や指導は好きな傾向があります。また、最近で言うと、鑑別診断などの分野に興味があります。もうすこし、絞っていくことができ、その分野に関する勉強を多めにしていくことができれば、学会発表や論文作成などは自分のやりたい分野にしていきたいと思います。そして、その後、専門理学療法士の方向性も考えていけるといいのかと思います。

まとめ

今の時代AIの発展により知識を入れていくだけではついていけない時代になりそうです。講習会に行っても、その内容がそのまま自分の病院や状況によって適応できないものも多くあると思います。つまり、自ら学ぶことを意識し、講習会に出ることにより、具体的にどのように落とし込むかを考えていくことが重要になります。そうなると、講習会ばかりに参加するよりも、一つの講習会に出たら、それをどう生かすかしっかり勉強していくことの方が大切になるかもしれません。