Lateropulison(ラテロパルジョン)とPusher現象の認定試験対策②(メカニズム)
こんばんは!↑米です。うちは無洗米を使っている。(どうでもいい情報)
さて、本日2つ目の記事
Pusherについて、メカニズム・責任病巣です。
Lateropulsionは、Davisによって最初に報告され、あらゆる姿勢において麻痺側に傾倒し、姿勢の他動的な修正に対し抵抗する現象である。またLateropulsionのない患者と比較して、退院時の機能水準がより低く、入院期間が長期化することが報告されている。そのためLeteropulsionの早期の診断は重要であり、臨床においては、継時的な変化に対する感度や簡便に使用可能な信頼性と妥当性のあるツールは重要である。尚、このような現象の表現は、Pusher syndrome、Ipsilateral pushing、Listing phenomenonなど論文によって異なるが、本稿ではLateropulsionと定義した。
↑場合によってはLateropulisonとpusher syndromeは同義で使われるようです。(理学療法士協会の解説付き英語論文のページを参照)
pusher現象の責任病巣(諸家の報告)
内包・側頭葉・視床:pedersen(1996)
補足運動野・淡蒼球:Reding(1997)
視床後外側:Karnath(2000)
皮質ー皮質下領域:Premoselli(2001)
内包・線条体:Saj(2005)
島後部・上側頭回・下頭頂葉・中心後回:Johannsen(2006)
pusher現象のメカニズム
治療的視点からの考察
①体幹筋・緊張の不均衡
②偏倚した垂直認知(特にSPV)
メカニズムに関する報告
・Pusherのメカニズム(karnath:2000)
SPVとSVVの解離を指摘
(※Pusher例ではSPVは健側に偏倚、SVVは正中である。)
・Pusherのメカニズム(網本ら:2001)
Romberg比が大きい
メカニズム考察まとめ
・視覚的に頭部を重力に対して定位するシステムは保持されている。(SVVは正中のため)
・第二の重力認知系の障害の可能性
・体幹における腎臓の位置情報・内臓求心系の迷走神経からの入力→視床・島葉などに投射している。
ボリュームが多いので分けています。もう一回分あります笑
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