理学療法士の思考

認定理学療法士などをはじめ、理学療法関連のテーマを中心に情報を発信しています。認定理学療法士(運動器)、協会指定管理者(上級)、地域包括ケア会議推進リーダーを取得しております。

部下の指導でよく悩む3つのこと-リーダーの考察-

 

こんばんは。ちょっと勉強不足なので理学療法系の記事が書けないので、今日も振り返り作業になってしまいました。明日は更新できないかもしれませんが、明後日はなんとか勉強系の記事を書きたいと思っています。(しかし、あまり需要がないのが悩みですが・・・)

 

部下への指導について。

部下を持ち始めたのは、臨床4年目の時であり、今から2年前になりますかね。

臨床4年目、5年目は部下は1人で、上司もいて、いろいろアドバイスしてもらいながら、部下の指導に当たっていたように思います。正直、まだまだわかないことが多いですが、考えながら臨床を行い、なんとか今の自分になってきたようです。

臨床6年目でリーダーになり、部下は増え3人になりました。リーダーは思った以上に難しいことが多く、部下への指導方法は本当に悩むことが多いです。

なので、今回はよく悩むことをまずは上げてみようと思います。

 

部下への指導でよく悩むこと

①部下の報告・連絡・相談がうまくいかず、部下の状況を把握することに苦戦する

報告・連絡・相談がしっかりできる部下であればそれだけで、ある程度状況を把握でき、悩んでいることに対してもアドバイスをすることがしやすいですよね。

しかし、そういった行動が苦手な部下も多いと思います。部下からは自分でうまくできていると思っている場合でも、上司側から見ると他の方法が思いつくことがあります。そういった場合は、上司側から声をかけてあげなければいけません。それにどう気づけばいいのか。割と見逃してしまい、対応が遅れてしまいがちになります。他のグループのスタッフからのアドバイスを聞いて対応し始めるのではなく、何とか自分で気づき対応できるようになりたいところですね。

この場合の対応策としては、やはり自分の臨床中に他の患者さんの状態にも気を配りながらやっていくことでしょうかね。自分が代わりに部下の患者さんのリハビリに入るにも限界がありますし、空いた時間で確認作業に時間を回すのは非効率だと思います。

 

②部下のやる気を引き出せないことやグループの指揮を上げることに苦戦する

個々のモチベーションをあげるいわゆるファシリテーターとういう役割がリーダーに求められる場合があります。今年度4月から現在を振り返ると、グループのモチベーションにもある程度変動が見られ、モチベーションの下がってしまった時期には、ミスが生じやすくなったり、グループ内で担当している患者様において問題が発生してしまったりすることがあります。そこで、リーダーとしては個々のモチベーションを高めるために指導やアドバイスを行うべきだとは思うのですが。あまり時間も取れないので、簡単な指導になりがちです。やはり、teaching is learning twice という言葉もありますが、私ならこうするという具体的な方法や技術について丁寧に指導できるといいのかなと思います。指導内容が抽象的であり、こちらに答えがないと部下側もうまく動けない場合が多いような印象です。指導により具体的な方法を伝え、自分で実行し、経験することで次回の同じ状況で、応用できるような形に持っていきたいところです。また、部下に成功体験をしてもらえるように、うまくもっていくように考えたいところです。

 

③ミスなどに対する指導方法について

私は、あまり強く言うのが得意ではないので、結構部下に甘く見られがちだと思います。そういう点では、あまりリーダーに向いているタイプじゃないような気がしています。中学の時の陸上部でも部長でしたが、そのときも舐められがちでした。

しかし、リーダーになっているので、そんなことは言っていられません。強く言うだけが、指導ではないと思いますし、いろいろな本でも怒って指導することを進める本もあまりないようです。そうなれば、あとは伝え方を上手くやれば私でもうまく指導できると思えます。

大事だと感じることは、まず第一に部下のことを本当に思って言っているのかということ。部下のためだという、言葉に添え、一般論やこじつけのような指導を受けたこともありますが、本当に部下のことを思って言っているかが重要なポイントだと思います。また、他人のミスは蜜の味とも言いますが、部下のミスを見つけてはいい気になって指導するのも違うと思います。しかし、意外とこうなってしまうことがあったように感じます。部下の指導する際にもっと真剣に伝えるべきかもしれないなと反省します。部下に言う際に上から目線にならないように、本当に注意していかないといけないと思います。あとは、部下を信頼することは忘れないように。

 

考察

うまく指導できないことがありますが、上記のように部下のことを大切にする上司にまずなれることが重要だと感じました。

こちらから部下を信頼しなければ、部下もこちらを信頼するはずがないというような考えで、正しいことは褒め、間違いについては真摯に丁寧に伝えられるように心がけていくようにしたいと思います。あとは、部下の経験値を増やすために必要な場面でできるだけよく考え、できるだけ具体的に指導し、実行してもらい成功体験を積み上げてもらうことですかね。伝え方ひとつでグループのモチベーションに影響を与えるのがリーダーだと思いますので、その辺しっかりやって行きたいと思います。