遂行機能障害についての知識・評価・対応をどうすればよいか
高崎市吉井町にある、陽気軒へ行ってきました。写真は全部乗せの醤油ラーメンです。チャーシューのパワーが半端じゃないです。850円!!
こんばんは。昨日まで四連勤でしたが、なかなか忙しく、ブログを上げることができませんでした。当院では、職員達成度評価というものがあり、グループリーダーは部下の評価をつけます。その方法は、評価シートに記載されている項目について8割できていればつく項目と、10割できているとつく項目があります。
今回部下が3人いましたので、3人分の評価を行いました。かなり責任感のある仕事だと思っていますのでそれなりに結構時間がかかってしまいます。でもやっと提出が済みましたのでとりあえずひと安心です。
さて、今日は本庄早稲田にあるTSUTAYAの中にあるタリーズコーヒーで勉強しました。しかし、パソコンを忘れてしまうというトラブルがあり、スマホともっていった本を中心に勉強してきました。
その本はこちらです。
BiNIアプローチについて簡単に紹介されている本です。小さくて持ち歩きに適しています。教師あり学習、教師なし学習、強化学習について簡単に記載されており、運動学習を行う理学療法士としては役立つ情報だと思います。また、その他、多くの法則性についても触れられていました。具体的で実践的な内容も含まれていたと思います。
今日は、最初指定研修のガイドラインについての講義を一度ビデオで確認しましたが、かなり眠かったので半分寝てしまいながら聞いていました。その後、上記の本を一冊一通り読んが後に、以前まとめた運動器の必須研修会の内容をまとめたパワーポイントを復習してきました。寝不足のため、効率的にはかなり低かったのが残念でした。(PCをわすれたのもでかい)
そして、家についてPCでブログを書いている次第であります。
さて、今日は遂行機能障害についてです。
1.遂行機能・遂行機能障害とは
遂行機能とは、思考や大局的な判断といい、高いレベルでの能力といえると思います。目標設定→計画→新しい情報と照合→臨機応変な対応→目標達成などの一連の流れなども遂行機能になっています。
講習会の中では、遂行機能障害の臨床像は、習慣的行動や日常会話、知識については保持されているため、入院時点では問題が起こらないことが多いが、退院後の生活において社会生活や職業生活において、困難をきたすことが多いとの説明がありました。
2.遂行機能障害の評価
遂行機能障害の評価としてよく用いられるものとして2つあります。
①WCST(ウィルコクソンカードソーティングテスト)
三角、星、十字、丸のシンボルの一つが、赤、緑、黄色、青のいずれか一つの色で1~4固印刷されたカードを分類する検査です。
シンボル、色、個数などの分類基準を数回の施行において見極め、何で分類しているかを当てていきます。ある程度正解すると基準が変更され、再度施行において、分類基準を見極めることで、遂行機能を評価するものです。
②BADS(遂行機能障害症候群の行動評価 Behavioural Assessment of the Dysexecutive )
規則変換カード検査、行為計画検査、鍵探し検査、時間判断検査、動物園地図検査、修正6要素検査の6つの下位検査と1つの質問しから構成されています。
24点満点で採点し、障害あり、平均、優秀などの障害区分に評価されます。
3.遂行機能障害への対応
前頭葉損傷では注意、集中力、持続力に問題が生じることが多く、これらを向上されるリハビリテーションの実施が必要になります。
また、注意、集中力の問題が克服され、言語、空間性注意、知能、記憶において正常であるのにも関わらず、社会、職業生活において、うまくいかない場合は以下の対応を行います。
①問題が生じやすい場面を想定して本人・家族に助言を行う
②うまく行動・適応できない理由を説明して不満や不安を軽減する
③復職における仕事内容に助言を与える。
考察
当院では、脳血管疾患のリハビリは脳血管グループのスタッフに振られてしまうため、運動器グループの私はあまり遂行機能障害をもった方を見る機会が少なく、さらに、理学療法士が遂行機能の検査を実施することも少ないのが現状です。しかし、運動器疾患の方でも、過去に脳梗塞等を発症しており後遺症が残っているような場合もあり、そういったケースでは、場合によっては遂行機能の評価および対応が必要な場合が生じてくると思います。上記のような内容を頭に入れて起き、適切な対応が取れるように準備しておきたいと思います。
2つのランキングサイトに登録しています。
クリックにて応援よろしくお願いいたします。