骨梁構造と大腿骨転子部骨折の分類(Evansの分類)
こんばんは。昨日気合入りすぎて勉強しすぎてしまい、今日はやや眠い感じですが、とりあえず勉強しましたのでアウトプットしていこうと思います。
平日や隙間時間とかでしっかり勉強しないとと思います。
とか言っているうちに日をまたぎそうです。
①骨梁構造について
大腿骨近位端の骨梁についてです。X線画像から読み取ることができます。
さて、何も見ないで①~⑥までわかりますか?
①寛骨臼骨梁
②主圧縮骨梁
③主張力骨梁
④転子部圧縮骨梁
⑤word三角
⑥骨盤後骨梁
が正解です。私は③が出てきませんでした。さっきやったばっかりなのに・・・泣
これが何なのか?どう使うのか?についてはあまり書いてないのですが、当ブログの真骨頂である思考を全面的に出して考えると
まず、骨粗鬆症の患者様の場合、骨梁構造として弱いところがはっきりしなくなるようです。中等度の骨粗鬆症では、皮質骨よりも骨髄腔から萎縮し、応力負荷が少ないところから萎縮します。応力負荷が強いのは、主圧縮骨梁や主張力骨梁なので、それ以外の転子部圧縮骨梁などは萎縮しやすくなります。また、word三角は骨梁というより、もっとも脆弱な個所として知っておくべき点です。
②大腿骨転子部骨折の評価 Evansの分類
学生時代に戻ったような内容で、やや退屈な気がしてしまいましたが、テスト範囲であり、あまりしっかり記憶していなかったのでもう一度知識を整理しておきたいと思いました。
Evansの分類は、骨折線の方向によりType1とType2に分けられます。
Type1は、大転子方向、Type2は外側遠位方向です。
Type2は不安定型になります。
Type1はGrope1~4に分けられます。
分ける基準としては、転位、内側骨皮質の粉砕、整復が重要です。
Group1は転位なし、内側骨皮質の粉砕なしです。
Group2は転位あり、内側骨皮質の粉砕軽度、整復容易です。
Group3は転位あり、内側骨皮質の粉砕が著明、整復困難です。
Group4はGrope3よりさらに重度な粉砕骨折になります。
Group1、2は安定型であり、Group3、4は不安定型になります。
大腿骨転子部骨折は、安定型と不安定型で手術の選択が異なります。
安定型の場合は、CHSやCHS+CCS、ハンソンピンシステム
不安定型の場合は、CHS法(つばさ付き)、γ-ネイル、CHS+CCS法、Ender法
考察
認定理学療法士試験では、こういった分類についてなど出題しやすいような気がします。試験自体はあまり難しくないとの情報もありますが、なるべく臨床につなげられるように勉強していきたいと思います。しかし、目的はあくまで合格であることを忘れずに、あまり詳しくやりすぎないように気を付けて勉強を進めていこうと思います。