理学療法士の思考

認定理学療法士などをはじめ、理学療法関連のテーマを中心に情報を発信しています。認定理学療法士(運動器)、協会指定管理者(上級)、地域包括ケア会議推進リーダーを取得しております。

ブログの工事を行います。はてなブログからwoed pressへ移行しようと考えています。

こんにちは。本日よりブログの工事をおこないます。

修正などによりしばらくブログへのアクセスができないことが考えられますので御料所ください。また、たくさんの方々にはてなブログのブックマークをしていただいておりましたが、こちらの方は今後使えなくなりますので大変申し訳ありませんがご了承いただければと思います。

思考のトレーニング方法~思考を鍛えて仕事力アップ~

こんばんは。2月~3月・4月は年度終わり・始まりの時期で、皆さん非常に忙しく大変だとは思いますが、私も大変です。頑張って乗り越えましょう!

今日は、理学療法士の思考のブログタイトルにもある思考がテーマです。思考力を鍛えることで、様々な考えを整理したり、自分の意見をいうことに役立ちます。私が実践している方法として、赤羽雄二さんの推奨するゼロ秒思考について復習していきたいと思います。 

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ゼロ秒思考とは?

赤羽雄二氏の書籍の多くに紹介されている方法であり、かなり応用できるテクニックであり、具体的な思考の実践方法です。やり方はいたって簡単。

・A4用紙横書き
・タイトルに下線を引く
・年月日を記載
・ハイフンのあとにタイトルに沿った意見を記載
・1ページ1タイトル
・1ページ4~6行
・各行20~30字
・1ページ1分以内
・毎日10ページ10分

を実践することが基本的な方法であり推奨されています。

 

思考のループを防げる

私の実践して感じることとして著書にもありますが、同じ思考に陥りにくくなる点が実践して一番良かったと思うところです。人は、気になることや興味のあること、不安など頭の中で考えると、実は同じ思考に陥り、前に考えたことを何度も考えたり、解決せず、思考が進まないことがあります。また、普段考えていることから抜け出せず、行動にも進展しないことがあります。

そこで、ゼロ秒思考を行うことで一度考えを吐き出すことで、思考が整理されます。一度で解決しない場合は同じタイトルで何度も何度も書いているうちに、書く必要もなくなってきます。そうすると、そのことについて考える必要もなくなるため、別の新しいことに対して、考えることができるようになります。そして、本当にやるべき、考えることに着手しやすくなりました。

 

ゼロ秒思考の習慣化の重要性

ゼロ秒思考の継続は非常に大変です。まとめて10ページ一気に仕上げようとすると結構疲れます。それこそ、陸上競技の練習のレペテーションだったり、タイムトライアルのような、感覚で、それに取り掛かるためにストレスが掛かってしまいます。そこで私の場合は、なるべく思いついたときに実施し、職場でも実施したり、バックにA4用紙を常備したり、しています。また、飽きたらすぐに辞めるようにして、時間が立ってから実施したりしています。

1分の管理については、アップルウォッチのタイマーが優秀です。タイマーアプリの1分をタッチすればすぐ1分のカウントダウンが始まり、バイブレーションで終了を確認できます。次の一分のスタートもスムーズです。

 

思考力を高めて、仕事力アップ

思考力が高まることで、意見を求められたときにすぐに情報を整理し、発言することができるようになります。必要な情報がなければ、ゼロ秒思考をつかい、アウトラインや行動の段取りを行い、もれなく計画的に行動することができるようになります。私もまだまだですが、その効果は実感できています。管理職の方のみならず、新人でも、もはや誰にでも有用な方法だと思いますのでぜひ身につけていただけると良いと思います。

 

参考文献

ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

 

日本人ついに世界最高齢を更新しギネスレコードに!!~認定理学療法士としての役割~

こんばんは。昨今の少子高齢化について最新ニュースがありました。2月12日に日本人が世界最高齢を更新したというニュースがありました。それについて記事を書きたいと思います。

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ネスレコード:世界最高齢112歳

2月12日ギネスに登録されたのは、新潟県上越市にお住まいの渡辺 智哲さんという方のようです。介護老人保健施設に入所中、公式に認定されたそうです。日本の超高齢化社会の進展を表しており、世界的に見てもやはり日本の高齢化は進んでいるのだと思います。

理学療法士として

最高齢112歳ということは、それに近いかたも増えています。病院に入院してくる方は70歳以上の割合が多く、90歳以上の方も常に抱えている状態です。まだ、100歳以上はそれほど多くはないですが、1年に数名は100歳以上の方も見かけるようになってきています。高齢化により、病院を利用される方もおおく、複数の疾患を併せ持つ方が多くなってきています。その分、服薬が増え、リスク管理としても今後求められる部分が増えてくると思います。回復期リハビリテーション病院では、今までハイリスクの方は少なく、急変の頻度もそこまで多くない印象がありましたが、最近は、以前より当院においても急変やドクターコールなどの回数が増えているように思います。

超高齢化のリハビリテーション

今後理学療法士として、超高齢患者を対応するにあったっては、複数疾患を持った方に対応できるリスク管理、栄養とリハビリにより効果を発揮するためリハビリ栄養の知識と仕組み化、複数の疾患知識をもち、適切な評価と治療を行えるジェネラリティについて以前より求められると思います。認定理学療法士などを取得し、専門性を持つことも重要ですが、それと同時にやはり幅広く多分野を抑えていくことも重要になります。

認定理学療法士として

認定理学療法士は専門性であり、その分野について職場内でリーダーシップを発揮し、職場全体のスキルアップに貢献していくことが必要になると思います。また、職場としては理想的には複数分野の認定理学療法士を在中させ、それぞれの分野で全体のレベルアップが図れるような体制が取れると理想的だと思います。しかし、なかなか幅広く認定理学療法士を揃えることは難しいとは思います。そもそも人数が少ない職場では難しいです。それでもおそらく認定理学療法士取得者が多くなれば、自己研鑽を行えたり、症例についてアセスメントをある程度行えるスタッフが増えると思いますので、ぜひ認定理学療法士を増やしていくことで組織としてのレベルアップを図れるよう促していくことも認定理学療法士としての役割であると思います。

まとめ

最高齢の更新は素晴らしいことであり、医療の進歩であると思います。高齢化に対応し、多くの人が人生を充実して過ごせるように理学療法士として準備し、対応していくことが求められます。そのためには認定理学療法士として、職場のレベルアップを図りつつ、全スタッフのリスク管理能力、リハ栄養の理解、ジェネラリティ向上を図っていくことが必要だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

VR(仮想現実)リハビリテーションについて

こんばんは。本日は2月10日に日本経済新聞で取り上げられていた記事で、VRを使ったリハビリを実施し、職員の負担軽減に一躍をかっているとの記事がありました。VRをについてはいずれリハビリでも活用していけそうだなと思っていましたが、もう実践しているところはやっているんだなと改めて思いました。

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VRリハビリの利点

VRを用いることで記事の中では3点メリットを上げていました。

VRを用いてゲーム感覚でリハビリを取り組める
②リハビリを嫌がっていた患者様が主体的に取り組める
③リハビリを嫌がっていた患者様のリハビリを促すスタッフの負担軽減

VRを用いたリハビリとして、上記3つが上がっていたのは私的には意外でした。

確かに上記の利点はあるかもしれませんが、リハビリの効果という方向、半側空間無視脳卒中のリハビリなどに活用していくことを想定していました。しかし、例として肩のリハビリに活用していることがあげられていたので、本当に肩の運動、筋トレ、エクササイズとしていの活用なのかなって感じがしました。まずは、少しずつリハビリに活用していくことからなのかなというところもあります。

ただし、③のスタッフの負担に対しての効果については、そうなのかな?疑問もあります。実際肩のリハビリとして、 職員を罵倒したり、暴力を振るったりする患者もいるとの記載もありましたが、そういったケースはそれほど当院ではいないからかもしれませんが、リハビリの内容や促し方、説明の方法などのスキルとも関係してくるような気がします。一概には言えませんが、そのあたりも理学療法士のスキルとしては重要だとは思います。また、VR中の患者様と同行している理学療法士については、どのように専門性を発揮していくかについても検討していく必要があります。ただ、理学療法士ではなくてもご家族の方が同行しても同様に行えるのであれば、自主練習としてリハビリ以外の時間に実施してもらうことで、疾患別の算定をせず、リハビリ練習時間を増やすことができるため、自主トレツールとして活躍できる可能性もあり、やはり今後の展開については期待でしかないと思います。

 

VRリハビリのデメリット

デメリットとしては、職員にその知識が必要であり、職員の勉強が必要になります。また、導入するための費用、導入するための知識、病院への必要性をアピールし、購入してもらうことなどがあると思います。しかし、VRの話題性も含めて考えると、可能性は大きいし、実際に使用していた病院での入職希望者も増えているそうで、メリットが大きいので、うまくプレゼンテーションを行い、病院に購入してもらえるようにすることも面白いなと思います。また、学会発表などにも繋がえることができるし、研究材料にもなるし良いなと思います。デメリットを書くつもりでしたが、メリットが大きいことを改めて実感することとになりました。

あとは、エビデンスの問題もあると思います。VR練習のエビデンスはまだないと思いますが、他の練習に比べてVRでの練習を選択することでしっかりと結果を出せるかはまだわからないところです。現状での使用方法では、デイサービスなどの練習としては有効な気がしますが、理学療法士が行う専門的な練習や機能練習として考えると、しっかり問題点に対してアプローチができるのか?他のアプローチと組み合わせて効果を挙げられるか?などいろいろ工夫の余地があり、うまく導入していくことを新たに生み出していく思考が必要かと思います。

 

まとめ

VRをうまく活用することで、疾患別算定料の軽減、機能練習をしっかりおこなってから課題思考型のアプローチへ切り替えるところで使う、脳卒中のリハビリとして使うなど今後活用が期待されていきます。ただ、現状ではまだまだ発展途上な部分であり、十分な効果を上げるためにはもう少し工夫が必要な気がします。今後のリハビリの内容が大きく変わる可能性もふくめ、楽しみだと思います。

 

リハビリ栄養とは何か?~リハビリ栄養の必要性・重要性について簡単に説明~

こんばんは。今日はリハビリ栄養について基本的なところを復習しましたので整理して行きたいと思います。

 

リハビリ栄養とは何か?

リハ栄養とは、栄養状態も含めて、国際生活機能分類で評価を行なった上で、障害者や高齢者の機能活動参加を最大限発揮できるような栄養管理を行うことであるリハ栄養とは、栄養状態も含めて、国際生活機能分類で評価を行なった上で、障害者や高齢者の機能活動参加を最大限発揮できるような栄養管理を行うことである というような説明があります。

 

リハビリ栄養は、スポーツ栄養と似たようなところがあり、運動することで筋力をつける際に、体の中で筋力をつけるために必要な栄養を摂取する必要があります。スポーツでもリハビリでも同様です。筋力を作るためには、それに必要な栄養が必要になりますが、十分な栄養を取れないと、自分の身体の中に蓄えられているエネルギーを分解する必要があります。そうすると、筋肉に蓄えられたエネルギーを分解することになり、結果的に筋力が低下してしまいます。リハビリをして筋力を向上したいところが、筋力がかえって低下してしまう結果に陥る可能性があります。そういった面からもリハビリ栄養の重要性があると言えます。

 

リハビリをしている人の多くは低栄養

栄養関係の文献、記事を読んでいると多くの記事で同じようなことが書いてあります。回復期リハビリテーション病棟に入院している患者さんの約4割は低栄養である。在宅や療養病棟、施設にいる方々と比較してもアルブミン値が低いです。ちなみに回復期病棟、一般病棟に入院している人の血中アルブミン値の平均値は3.1である。そうなると、私達の病院でもまだまだ栄養に対する対策は十分になされていないことに気付かされます。早急に対応していく必要があり、今後のリハビリ効果の向上にも大きく影響があることが考えられます。

 

リハビリ栄養の重要性は筋力向上効果以外にもある

先程例として筋力向上には栄養が必要というような記載をしましたが、リハビリ栄養の重要性はそれ以外にもあります。低栄養になることでリスクが増加することを防ぐ、リスク管理の役割があります。低栄養であると褥瘡のリスクが高まります。低栄養を予防していくためには、主に管理栄養士が中心となって食事により調整します。基礎代謝は身長、体重、年齢から算出することが可能で、患者状態によってかかるストレスによって消費エネルギーは増加します。炎症や発熱、術後の状態などです。このあたりは看護士やカルテから得られる情報などで判断可能な部分になります。消費エネルギーにおいてはリハビリでどの程度運動しているかが大きく影響します。リハビリによって消費されるエネルギーは人によってばらつきがあるとは思いますが、多い人は500kcal以上消費する方もいるため、適切に消費エネルギーを算出する必要があり、その情報をもとに管理栄養士等と連携し摂取エネルギーについて検討していくというような役割があると思われます。

 

まとめ

今回は、リハビリ栄養の基礎の基礎というところで、なぜリハビリ栄養が必要なのか?なぜ今重要性だと言われているのかといった点についてまとめました。今後、当院においてリハビリ栄養をしっかり行えるように、知識を整理し実践していきたいと思います。

質を調整することの難しさ

こんばんは。本日は、いつもの職場ではなく、月に一回いく職場で仕事をしたときに改めて感じたことを記事にしたいと思います。

 

質を調整するとは

今回タイトルを質を調整することの難しさとしましたが、今回感じたのは、書類の確認作業を行う際に、修正点が複数ある場合にどこまで修正の指示を出すか?というようなシチュエーションを想定しています。

たとえば、自分の知っている知識や確認作業を行うことにより、記載内容の修正を行い、より良い書類を作成するという状況があります。その際、生産性の指標は、いくつの書類を確認したか?ということのみになっております。

とはいえ、なるべく良い書類になること、もしくは作成者への指導という視点もあります。今回は、なるべく短時間で、多くの書類の確認を行いつつ、それぞれの書類の質を向上すること、スタッフの考えをより深く考えられるように指導することが求められていますが、生産性の指標は書類の数のみになるため、詳しく見すぎると生産性が低下してしまいます。かと言って、簡単にサクサクやりすぎても、やっている意味がないようなものになる可能性もあります。どの程度詳しくやるか?自分でコントロールする必要があります。

 

今回の失敗

この状況を整理するとまず優先すべきはノルマとしていくつの書類を作成するかをある程度事前に決めることが重要であると思います。今回は、いきなり書類を作成し始めてしまったため、時間配分等がうまく行かず、多くの書類を確認することができなかったわけですが、事前にどの程度行うか、1つの書類にどの程度時間をかけるべきか、そして時間がどの程度使えるか確認し時間配分を設定しておくことが重要でした。

 

目標を決めないと質をコントロールすることは難しい

今回の事案はいろいろなことに応用できる重要な内容だと思います。たとえば、レポート作成や勉強会の書類作成などについても同様で、時間を決めずに取り組むと、どんどん細かく、よりよくよりよくといくら時間があっても完成しないようなことが起こってしまいます。そのため、目標としてどの程度の時間をかけて、できる範囲で髙い質を保つようにするなどの工夫が必要になります。それが、生産性であり、効率的な仕事や勉強法にもリンクすると思います。

 

アクションプラン

何事にも事前計画が重要であることを改めて実感しました。最近は計画性は以前より上がっていると思いますが、油断するとうまく行かないこともあります。行動する前に簡単に計画し、それから落ち着いて取り組むようにしようと思います。

GIST(消化管間質腫瘍)について高速で情報収集してまとめてみた

あけましておめでとうございます。お正月も終わりましたが、今年の1発目はクリニカルクエスチョンからスタートです。理学療法士としてはGISTについてあまり関わる機会が少ない方が多いかもしれませんが、今回関わる機会があったため調べました。

 

方法

赤羽雄二さんのご指導によりレーザープリンターをついに導入いたしましたので、早速活用していきたいということで・・・・

①5分でグーグル検索より良さそうな記事をみつけ印刷する

②10分で読み込む

③10分でブログにまとめる

でやってみようと思います。

①5分でグーグル検索で良い記事を探し印刷

3つの記事をピックアップしました。プリンターの印刷設定により時間がかかりロスしました笑

②10分で読み込む

マーカーとメモを直接ペーパーに書き込みしました。その後、すべての紙を再度スキャンしevernoteへいれました。

③10分でブログにまとめる

以下、わかったこと整理

(1)GISTとはなにか

・悪性腫瘍の一種:肉腫(サルコーマ)

(がんは癌腫と肉腫に分けられるため、GISTは癌ではない)

・胃や小腸に多い(胃:40~60%、小腸:30~40%、大腸:5%くらい)

・粘膜の下に腫瘤上の病変を形成する(通常の癌は粘膜から発生する)

・早期は無症状、進行にて下血、貧血などの症状を認める

・症状が特異的ではないため発見が難しい

・好発年齢は60歳代がピークだがほとんどの年齢層にみられる

・まれな疾患である(10万人に2人程度)

(2)GISTの治療方法

・原則的・ガイドラインとしては大きさに関わらず手術治療、小さい場合は経過観察のこともある)

・転移している場合は内科的治療(化学治療)の適応

・手術としては、腹腔鏡下手術を行う場合がある

・手術後のリスク判定で再発リスクが高い場合術後補助療法(アジュバンド治療)としてイマチニブの服用が進められることがある。

・イマチニブが効かない場合はスニチニブ、レゴラフェ二ブが導入されることがある

・イマチニブなどの分子標的治療薬の副作用として、皮膚毒性、循環器毒性、内分泌・代謝に関わる毒性など通常の抗がん薬より多気にわたる。

(3)理学療法士としてどうするか考察

・手術を実施しているか、経過観察になっているかを確認する

・手術後であれば、内服を確認し、イマチニブ、スニチニブなどを使用しているか確認し、副作用に注意する。

・経過観察の場合は、GISTの症状として、下血、貧血などの症状が起こりうる点を留意する。

まとめ

今回、計画的に情報整理を実施する方法にレーザープリンターの導入を実施しました。短時間で集中的に情報収集から考察まで実施できました。しかし、ブログのまとめの際に時間をオーバーしてしまったため、キーボード入力ではなく音声入力で行うほうが良かったかなと思ったので今後に活かしたいと思います。

赤羽雄二さん著:アクションリーディングを改めて読んで

こんばんは。2019年ももうすぐ終わりになりますね。本日は読書の感想記事を書きたいと思います。先日講習会でもお世話になりました赤羽雄二さんの著書、アクションリーディングです。2016年5月に書かれた本で、買ったのもかなり前になりますが、今でも活かせることが多く書かれており、参考になりました。

 

何を学べばいいのか?

最近、AIや5Gに関する情報収集などを行っていましたが、これからの社会はどんどん進化していき、今までにあった仕事がなくなったり、代用されることで、やらなくて良くなることが多く存在すると思います。その中で、自分は何を準備して、何をやっていけばよいのか正直わからなくなっているところがありました。この本を読んで、改めて感じた点として、5年後のビジョンを見据え、今やるべきことを行動することが重要だと感じました。

 

赤羽さんの行動パターン

赤羽さんは朝7時に起き、1時間半程度朝にメールチェックとグーグルアラートによる記事からの情報収集を行っております。また、夕方は、翌日の資料作成を終えたら、読書、アウトプットなどをして1時30分には寝るそうです。睡眠時間が短いですが、自分がぎりぎりでできる最小の睡眠時間に設定しているそうです。睡眠時間に関する情報は今では色々ありますが、自分の身体をしっかりみて、自分にあった睡眠時間に設定しているところがスゴイと思いました。

 

読書量のめあす

30歳までに300冊読んでいれば、その後は年50冊程度をめあすにしてよいとのことでした。300冊の半分は小説を読むことを推奨しておりました。私は、ビジネス書に偏って読んでいるところがあるため、小説にも少し手を出して、積極的に読むようにしたいと思いました。

 

アウトプットについて

このブログでもたびたびテーマにしています、アウトプットですが、赤羽さんもブログなどによるアウトプットを推奨しています。1冊読んでいるときは集中的にその一冊をよみ、自分の活用レベルまで持っていき、次にいくことが良いとのことでした。

なるべく、読書して、読書感想かいて、ブログに上げることは今後も続けていきたいと思いました。

 

仕事で成果を出すための鍵は、質とスピード

理学療法士の仕事では戦術的要素の面を重視する傾向があり、勉強会も技術や明日から使えるリハビリ介入方法などが行われることが多い印象です。理学療法士の業務に商店を当てると、書類作成や会議での発言、情報発信などにおいては一般的な会社と変わらない部分もあります。そういった仕事については、質とスピードをたもち、行えるように技術を学ぶことが大切だと思いました。また、リハビリ自体も戦略的要素として、プランニング、情報収集なども要求されるため、そういった面でも質を高め、スピーディに行えるようにレベルアップを図ることが重要だと感じました。

本の中では

①仕事のスピード向上②コミュニケーションの向上、調整力の向上③プロジェクトマネジメント能力向上④資料作成能力向上⑤やる気の維持などが挙げられ、成果をだすためのスキルアップを推奨しておりました。

 

その分野の第一人者になる、独立するための行動

講演することが一つ大切とのことでした。具体的な行動方法についても述べられておりました。

①5年後を見据えて、一年後にどうなりたいかを考える。どういう評判を得るか?どう講演したいか、具体的に狙いたい講演はなにか?などを考え、1枚の紙などにまとめる

②本を読むと同時に、関連分野のキーワード数十個とグーグルアラートにキーワードを登録し、毎日記事をみて知見を深める

③ブログタイトルを20リストアップする。その中で、講演を企画しているコミュニティの幹事、事務局、セミナー企画会社の担当者などにアピールしそうなタイトルとする

④ブログを1から2記事を週一回かく。3000~4000字で。

 

非常に戦略的な情報収集とアウトプット方法であり、とりあえず真似して実践してみようと思います。

 

アクションプラン

・来年に向けて準備する

・5年後について再考する

・1年後にどうなりたいかを考える

・具体的に1年後をイメージできるようにして、A4サイズにまとめる

・その後の具体的な行動プランについて考え、整理し、実行する

・仕事の質とスピードを徹底的に高める

The21 2019.12 やりたいことを全部やる!時間術2.0のレビュー

こんばんは。今日は、やりたいことを全部やる!時間術2.0というテーマで、The21の雑誌を読みましたのでその内容について感じたことを記事にしたいと思います。

 

なぜ読んだか?

最近結婚式やハネムーンがあった時期に間で出勤したときに業務が重なり、ぜんぜん帰れない時期がありました。今は解消しており、そんなに遅くはならないのですが、こういった繁忙期になると業務に追われることがあったり、普段の業務においてより効率化を図ることで別の業務や管理に時間を使えるようになりたいというのと、単純に他残業せずに帰れるようになりたいという気持ちがあります。そこで2019年最後の目標として、業務効率化でできることをすべてやるということを目標として上げました。

残りの1ヶ月ちょっとの期間で、今まで学んだことなどできる限りのことを実践し、効率化を図っていきたいと思います。

 

やりたいことを全部やる!!

今回の特集によると、単なる時間短縮や効率化というテーマに収まらず、空いた時間をどういって活用するかについても触れています。余暇の時間や趣味、やりたいことに時間を使うことが提案されております。私は、ロードバイクや運動の時間がなかなか取れないので、運動の時間を確保できるようになりたいと思いました。運動の重要性は間違いないので、理学療法士として自分の身体のメンテナンスをしっかりやりたいと思います。

 

効率化に役立つ情報

①どんな仕事も仕組み化、ルーティン化する、仕事をできる限りルーティン化する

次に何をするか考える時間をタスク管理にて減らすことができていますが、毎回毎回やっている業務が同じようなものが多いのが、理学療法士の仕事の特徴でもあります。

作成や業務の進行などをテンプレート化し、仕組み化してどこまで仕事が進んでいるか明確にしたいと思います。

 

②職場ではすべての情報を共有する

①にも共通する部分がありますが、極力テンプレート化したものを他の人に渡すことでどこまで業務が進行したかわかり、自分だけでなく他の人も業務を進めることが可能になると考えています。テンプレ化により情報共有できる面があると思います。

他にも、必要な情報を整理したり、臨床思考過程について考えをまとめておくことで、プラン変更やプランニングについて適宜変更して行くこともできると思います。

 

③どんどん権限移譲する

自分にしかできないことはほとんどないとのことでした。部下でも可能になったり、理解しているとなればなるべく権限を与えることで、自立させ、業務の進行をスムーズにしていくことが重要になると思います。確認作業に時間を使うのではなく、教育、成長に時間を当てられる方が組織としても成長が期待できるのではないかと思います。

 

④睡眠時間は7時間確保

6時間未満の睡眠はもはや論外なのかもしれません。業務効率化、仕事の質向上、運動パフォーマンスなどを考えても、睡眠不足ではなにもうまくいきません。自分のパフォーマンスを高めることが重要なので、睡眠時間を確保することを最優先します。

 

⑤コンディションを整える時間を確保する

運動がしたいのですが、運動することにより、コンディションが整う。何もせず休むよりもアクティブレストを優先し、軽めの運動をやることで、身体のコンディションを整えることが健康にもつながるし、疲れを取ることにもなるので、運動の習慣をつけるメリットを感じました。

 

⑥ミーティングは15分か30分

会議の時間は無駄が多いというのがよく言われていることです。雑談をする会議をするのはもうふるいのかもしれません。会議の目的を明確化すること、意味のある会議にすることを重要視していくことが必要です。これにより会議時間を15分とし、長くても30分までとする時間的成約を決めることは大切です。

 

まとめ

今回の情報を参考に、できるだけ活かしていきたいと思います。今年度末まで、少し頑張りたいと思います。

 

 

膨大な量の情報を自分の言葉で解釈しフレームワークにまとめていくことで99%の情報は意識情報からなくなり無意識情報に保管されたとしても1%の本質を意識に残すことができる

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こんばんは。本日は勝間和代さんの著書、効率が10倍アップする新・知的生産術ー自分自身をグーグル化する方法ーという本をオーディオブックで聞いたので、その中からフレームワークについて気になるところがあったので記事にしたいと思います。

フレームワーク力を作る

フレームワークについて

皆さんはフレームワークというものをどのくらいかつようされていますか?赤羽雄二さんによると、最低限でも2×2のフレームワークやオプションという方法を活用することが推奨されますが、勝間さんの本でもやはりフレームワークの重要性について記載があります。同じマッキンゼーで働いていたこともあり、通じる部分があるのかと思います。

フレームワークの活用

フレームワークを活用することで、散在する情報を整理し、相違点や共通点、異なる点などを整理し、必要な情報を頭に保管することの一助になります。勝間さんによると200程度のフレームワークを使えるようになって、やっとコンサルタントとして活躍できるようになったとのことです。

 

フレームワークの具体例

フレームワークの身近な例として、新聞もその一つです。新聞の記事の配置などもフレームワークに沿っています。こういったものをフレームワークの知識を身に着けてみることで応用的で実践的なフレームワークの使い方を学ぶこともできます。

 

フレームワークの利点

著書で紹介されていた、フレームワークの利点を一部引用させていただきます。

 

フレームワークの利点

1必要な情報と不必要な情報の区別がつく
2いい情報と悪い情報の区別がつく
3情報の因数分解ができる
4本質的な情報とそうでない情報の区別がつく
5既存のフレームワークを下敷きに新しいフレームワークを作ることができる

 

インプットによる問題

インプット・インプット・・・・・と膨大な数のインプットをしても細かいところまで覚えることは難しいですよね。真面目に頑張り覚えようとしても膨大な時間がかかり、しかも残る知識にも限度があります。

インプットと思考

インプットの内容をフレームワークに落としこむことで、必要な知識が整理され、より深い理解につながります。フレームワークを覚えることでその時その時に使えるフレームワークを活用していおくことで思考のレベルを引きあげることができると思いました。これは、自分の中では割となかった考え方で、思考のレベルを上げるということに着目することがいかに良いことかということで革新的な発想でした。思考に関しては、今までゼロ秒思考のメモ書きやマインドマップなどを活用することが多かったのですが、今後は使えるフレームワークを増やしていくことも考えていきたいと思いました。

 

まとめ

タイトルにもしましたが、

膨大な量の情報を自分の言葉で解釈しフレームワークにまとめていくことで99%の情報は意識情報からなくなり無意識情報に保管されたとしても1%の本質を意識に残すことができる

という一文が著書に出てきます。知識の概念化について非常に重要な視点だと思いました。